札幌市白石区ニュース:プロ野球の裏方 それが僕の人生 北海道日本ハムファイターズ 仲光 秀記氏
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プロ野球の裏方 それが僕の人生 北海道日本ハムファイターズ 仲光 秀記氏
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プロ野球の裏方 それが僕の人生 北海道日本ハムファイターズ 仲光 秀記氏
2011/01/14
子どもの頃から野球少年だった。そして、夢だったプロ野球選手に。しかし、志半ばで選手生命は終わってしまった。10代からファイターズ一筋で人生を歩み、形は違っても大好きな野球にかかわっている。今の仕事は札幌ドームに多くのファンに足を運んでもらい満員にすること。北海道日本ハムファイターズ チケットグループの仲光秀記氏に野球に対する熱い思いを聞いた。
念願のプロ野球選手
高校は、大分の明豊(旧別府大付属)。僕と入替わりに阪神の城島が入学しました。福岡出身なので県内の野球強豪校に進みたかったが、どこからも声がかからなかった(笑)。半ばあきらめていたところ、明豊から誘われ勉強嫌いな僕は即OKの返事。入学した当時は、弱小で部員も16名位。グランドも山を削ったような状態でとても野球をやるような環境じゃなかった。そんな中、一つ上の石本さんが日本ハムにドラフト2位で指名されました。身近な先輩がプロに行くというのを目の当たりにして頑張れば自分も行けると思い、ガムシャラに練習しました。甲子園には出場できませんでしたが、91年日本ハムからドラフト5位で指名されました。小さい頃からプロ野球選手になることが夢でしたので、指名してくれたらどこでも入ろうと最初から決めていました。
マネージャーの仕事
晴れてプロ野球選手になりましたが、肩を故障してあっけなく2年で現役を辞めることに。気持ちの整理を付けるのに1年半位かかりましたが、球団から声をかけていただき2軍のマネージャーをやることになりました。とはいっても裏方の仕事は初めて。主な仕事は弁当の手配と荷物運び。ファイターズは、イースタンに所属しているので関東近辺の試合が主。そのためバスで長時間の大移動です。僕は、大型のワゴン車に選手の荷物や洗濯物を積んで片道3時間以上かけて自ら運転していました。二軍は若い選手が多い。そのために弁当も一つでは足りません。さらに肉ばかりでは栄養が偏る。季節によって選手の体調管理も必要となる。マネージャーという仕事を実際にやってみると、その大変さがわかりました。6年やりましたが、当時まだ二軍にいた賢介や稀哲なんかは一緒に車を洗車したり荷物を運んでくれたりと懐かしい思い出も一杯です。
その後、一軍のマネージャーに抜擢されることに。今度は、宿泊と飛行機・新幹線の手配がメインに変わります。一軍といってもマネージャーは僕と用具係のサブマネジャーの2名のみ。いわゆる何でも屋です。一軍の1回の遠征は、65名程度が移動するので、漏れていたりすると大変。選手以外にも裏方のメンバーの対応もしなくてはなりません。当然一軍には、スター選手もいれば年配の選手もいる。二軍のように頭ごなしに言うと反発も出る。かといって何でも言うことを聞いてしまうと統制がとれない。いかに選手とコミュニケーションをとってバランスを保つかが大切です。チームも東京から札幌に移転。2007年に25年振りの日本一になった瞬間は、この仕事を続けていて良かったと心から思いました。
ファイターズとともに
そして、今の仕事です。年間購入であるシーズンシートの販売など、どれだけお客様に足を運んでもらえるかが課題です。ファイターズは、年間もう少しで200万人動員になりますが、札幌の人口190万を考えるとお一人様一回しか来ていただいていない計算になります。どうやったら2回来てもらえるのか考えなくてはなりません。そのためには野球に関心を持っていない方の掘り起こしが必要なんだと思います。昨年もドームに屋台を出して縁日のような企画もしましたが、まだまだ足りません。札幌ドームに行くとわくわくドキドキする街おこしのような空間にしたい。気軽に「ちょっと仕事帰りに行ってみる?」というような演出と、「ついでに野球も見たら意外におもしろかったよ!」とどちらもエンターテイメント溢れるものにしていくことが理想です。
営業の仕事に変わってから、心に残るエピソードがあります。お子さんが自閉症で家に引きこもりになっている方がいました。ファイターズのチケットをプレゼントして、いやがる子どもを説得し、母親ではなく家庭教師の先生と行くことになりました。混雑する地下鉄の中では、気分が乗っていない様子がありあり。心配する母親が、帰って来るなりお子さんに感想を聞くと「楽しかった。また、行きたい!」との返事。野球というのは、一人の人生を変えるくらいに夢と感動を与えるスポーツなんだなぁと僕自身がうれしくなりました。
生涯現場で
小さい頃から野球に携わり、今も野球一色。決して長嶋さんのモノマネではありませんが僕にとって、野球は人生そのもの。もともと机上で何かをやるより、体を動かしている方が性に合っているし好きなんです。もし、機会があればいずれまた、プロ野球の現場に出たい。スコアラーやスカウト、もちろんマネージャーも含めて何でもいいから選手と一緒になって携われる裏方の仕事がしたい。そして、また日本一優勝の感動を選手とファンの皆さんとともに何度も味わうことが生涯の僕の願いです。
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