本年、最後のイベントとなる函館日帰りバスツアー。参加者は過去最大の250人。私たちのバスツアーの影となり日向となって支えてくれている人たちがいる。今回は、函館を代表するお菓子屋の「ペイストリー・スナッフルス」さんに無理難題をお願いすることに。クリスマスファンタジーも始まり、函館ベイエリアに観光客が数多く訪れ活気溢れる時期にお菓子に対する熱い思いをペイスリトー・スナッフルス瀬戸友美店長に話を聞いた。
こだわりのケーキ
スナッフルスという名前は、老若男女を問わず誰もがおいしくたくさん食べられるようにという想いから名付けられました。弊社は、ペシェ・ミニョンというフランス菓子のお店からスタートしていますが、こちらはお酒なども使った大人向けの商品が主流です。スナッフルスは、店名の由来にもある通りお子様でもお年寄りでも気軽に食べられる商品を提供したいと考えた結果、出来た店舗なのです。弊社のコンセプトでもあるキャッチケーキとは、お菓子の袋を開けるのももどかしい、早く食べたいというお菓子を作りたいと願いネーミングしました。手づかみで何個でもパクパクと食べられるようなサイズにしています。中でも一番人気はチーズオムレット。北海道の新鮮素材にこだわり、七飯の牛乳・オリジナルクリームチーズ・臭みのない卵を使用。時代に逆行して、手作りにこだわり真心を込めて一つひとつ作っています。毎日店頭で販売する分だけを焼き、冷凍は一切しません。だから、ふわっとした触感で口の中でとろけるような味わいになったんです。今回バスツアーのお客様に予約受付で販売したのが「キャラメルキャッチケーキ」。店頭での販売は函館のみ。というのも、下の部分がコーヒーのスポンジ。その上にキャラメルのスフレを載せています。他のケーキに比べて、作る工程が多いので沢山つくることができない商品のため函館限定となっています。そのため、日曜日などは午前中に売り切れてしまう場合もあります。コーヒースポンジがちょっぴりほろ苦く、どちらかというと大人向きの味に仕上げています。今回購入いただいたバスツアーのお客様に気に入っていただけるとありがたいです。私の個人的なお薦めは、ハート型のマドレーヌ。通常マドレーヌは、レモン風味なんですが、スナッフルスのマドレーヌはメイプルを使用しています。そのためちょっと甘めの焼き菓子になっていてお子様にも物凄く好まれています。

お客様との会話が成長の素
19歳の時に、クリスマス商戦で人手が足りないので手伝ってと誘われたのがこのお店に入るきっかけでした。働いてみると、お客様に「おいしかったよ」「ありがとう」という言葉をかけていただきスナッフルスの魅力にどんどんはまっていきました。この仕事の一番の楽しさは、お客様との会話です。今は店長になって若い社員にも教える立場になりましたが、お客様との会話の中からヒントを見つけて何を求めているのか探すようにと伝えています。金森店では観光客の方が多いので全国各地の皆様がお越しになります。中でも角田チーフは、お客様との会話を大切にしていていろんな話をしています。今年東北で大震災があり、毎年同じ時期に来ていたお客様がお見えにならなかった。その方が、ある時「また来たよ」と言って来店する姿を見て、角田さんすごいなぁ、私もこんなふうになりたいなぁと思わされました。

現在は、函館に5店舗、札幌に2店舗、千歳空港に1店舗の計8店舗あります。当初は函館のお土産にスナッフルスの商品を買っていただきたいと思っていました。これからは北海道を代表するお菓子を目指したいと願っています。当たり前ですが、スナッフルスを立ち上げた当初は知名度もなく、おいしいですから買ってくださいと言ってもなかなか理解してもらえませんでした。一度食べてもらえば味には絶対の自信があったので大々的に試食を始めました。現在も続いていますが、試食を勧めていると必ずお客様と会話が生まれます。単に商品を勧めるのではなく、お客様一人ひとりにあったお話をすることが大切です。食べた感想はもちろんのこと、時には全く関係のない話をする場合もあります。怖がらず積極的に接していくことで「こんな事で喜ばれた」などお客様からたくさんのありがとうをいただきます。自分たちが教えるより、お客様と接することで学ばせていただいているのです。時には失敗し、つまづいてもお客様から笑顔がいただければ、その子はきっとどんどん成長していくに違いないと思っています。
店長として
店長になりたてのため、まだまだ未熟で試行錯誤の毎日です。これからはお客様にもスタッフにも気遣いや気配りができるような店長になりたいと思っています。また、金森店は海外からのお客様も多くいらっしゃいますが、英語を話せるスタッフが一人もいません。いつも片言の英語とボディランゲージで悪戦苦闘しています。2年後にはある程度の会話ができるようなりたい(言っちゃった)。そして何よりも一番の願いは、辛い時でも「スナッフルスのケーキを食べたら元気になった」と言ってもらえるようなお店にすることです。


ペイストリー スナッフルス 金森洋物館店
【営業時間】9:30~19:00
【住所】北海道函館市末広町13-9
【TEL】0138-27-1240
http://www.snaffles.jp/