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男子新体操は自分の生きがい。全国選抜大会初優勝!北海道恵庭南高等学校 新体操部監督 工藤 直人

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男子新体操は自分の生きがい。全国選抜大会初優勝!北海道恵庭南高等学校 新体操部監督 工藤 直人

2015/05/16

 男子新体操。皆さんは、どんなイメージを持っているでしょうか?誤解を恐れずに言うと男子が新体操?女子の競技?といった印象が強いという人が圧倒的に多いのでは。一度見ると、全くの誤解というのがわかる。スピード感溢れ、躍動的の様子はステージのダンサーを思わせ、目をそらすことが出来なくなる。本年3月第30回全国高等学校新体操選抜大会において初優勝した恵庭南高校新体操部工藤直人監督に新体操にかける熱き思いを聞いた。
 意外に思うかもしれませんが男子新体操は、日本発祥のスポーツとして戦後から始まりました。高校野球と同じように春の選抜、夏の高校総体、秋には全日本といった大会が行われています。音楽に合わせて13m四方のフロアマット上で演技をし、点数を競います。競技には、個人競技と団体競技があり、団体は6名で行います。演技時間はおよそ3分で、女子が使用しているロープやこん棒などの手具は使用しません。採点は構成10点と実施10点の計20点満点で行われます。構成点は、振り付けや動きの組み合わせのうまさ・バック転や宙返りといったアクロバティックな動きの難度など、演技自体の構成がどれだけ高度であるかを評価する点数。一方、実施点では、ミスの有無や意図された構成の再現度・選手の動きの質の高さなどを評価して争われます。私は、青森の出身ですが男子新体操は東北と九州が盛んだった影響もあり、中学生から大学までずっと続けてきました。東京の大学を卒業し体育教師として故郷に帰ろうと思っていましたが、採用の枠が全くない。範囲を広げてみると秋田・岩手そして北海道での採用があると知りました。今から30年前北海道は、新体操がほとんど広まってなく、しかも弱かった。反骨心に火がついた私は、迷わず北海道での教員を選んだのでした。最初の赴任地は札幌東稜高校。指導して5・6年目に壁にぶち当たりました。せっかく指導した生徒が大会前にケガをして出場出来なくなってしまうのです。昔は「根性があれば何でも出来る」といった考えが主流だったこともあり、多少無理して練習すると段々生徒が壊れていく。野球やバレー、バスケットなど他のスポーツの先生などから学んだ結果、一週間に1回休みの日を作ることにしました。いい練習をするためには目標を与えて波を作ることが必要なんだと気付いたのです。




恵庭南高校新体操部

 16年前に転勤で恵庭南高校に。運よく新体操の監督を引継ぎました。その当時の生徒は札幌に比べて1ランクも2ランクもヤンチャ。まるで猿の調教師のように自分がボス猿になりきって教えていた。今の子は、元気さは変わらないが、自分をうまく隠している。見極める秘訣は一人ひとりじっくり観察すること。そして、相手がわかってもらえるまで何度も言い続ける。さらには自分一人が怒っていたら、やがて反発心が芽生えるため先輩や同僚の先生などにも協力してもらい、他の人も同じように指摘しているということを理解させる必要があります。体操の技術を直すのは簡単だが、人の心を変えるのは難しい。最低でも入学から2年はかかり、卒業してから気付くという生徒もいる。新体操は、生徒とのコミュニケーションツールのようなもの。卒業する時にいい男にして返してあげたい。いつも言っていますが、男であっても会社に入ったら机を拭いたり、お茶を入れたりといったことを簡単にできる人間になってほしい。大きなことを成し遂げるよりも挨拶みたいなことを自然にできる気が利く人であってほしい。

 恵庭南高校の新体操部は、経験者が半数程度しかいません。野球やサッカーなど他のスポーツで半分は素人というのは考えられないと思います。素人であっても必ず光る原石はいます。体操の基本は、倒立。倒立をしっかり出来ることと、体を左右に倒すといった、体操独特の動かしながら体幹が出来る子はものすごく伸びる。また、どうやったらできるのか何にでも興味を示すこと。さらにはプライドがある子。負けたくない、レギュラーになりたいと思う子はコツコツとやり続ける。経験者に混じりながら、素人が頑張ることで良い刺激を生み、結果常に全国トップレベルを維持できているのかもしれません。

優勝の瞬間

 今回初めて全国優勝しましたが、もの凄いプレッシャーだった。昨年秋の全日本が終わった時に自分も生徒も「優勝できるかも」と思ったが、周りから恵庭南が優勝候補だと言われ変に意識しだした。11月からの5か月は、練習でも毎日優勝するために何が必要なのかを考えながらやるので、つらいものになった。大会本番で、選手の演技を見て「みんな、スゲェーなぁ。これで優勝したら選手と抱き合って大泣きするんだろうなぁ」と思っていたけど、本当に優勝した瞬間はホッとしたというのが一番だった。よく次の大会も優勝候補ですねと言われるけど、今度は気楽な気持ちで臨める。次は、優勝よりも点数にこだわりたい。新体操の良いチームだと言われる点は19.00。3月の時には0.1点足りなかった。そのためには演技に命を吹き込む必要がある。見ている人に感動を与えるために、より感性を磨く練習をしていきたいと思っています。

 男子新体操は、高校を卒業したら行く道が限られています。国士舘や中京など強豪大学に出ていくしかない。いずれは、北海道内のどこかの大学で受け皿になってもらい世界に羽ばたく人材を育成する道を創りたい。そのためには、生涯をかけて新体操を一人でも多くの人に見てもらい、知ってもらうことが私の使命だと思っています。

 
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