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三笠には三笠高校があると言われるために 三笠市立三笠高校 調理部顧問 斎田 雄司

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三笠には三笠高校があると言われるために 三笠市立三笠高校 調理部顧問 斎田 雄司

2018/02/19

 少子高齢化。北海道各地で人口は加速度的に減少し、大きな社会問題になっている。かつては炭鉱の町として栄え、昭和35年には6万3千人を超えていた人口は約9千人までに減少。三笠高校もピーク時の生徒数は1千5百人もいたが、平成24年に道立高校として67年の歴史を閉じた。同年に市立高校として全国的にも珍しい食に特化した職業学科として再出発をとげた。全国のコンクールで数々の表彰を受け、なお進化を続けている三笠高校調理部顧問の斎田雄司先生に料理にかける熱き思いを聞いた。
 
 もともと三重県の出身で、子どもの頃単純に「料理人ってかっこいいなぁ」と思っていました。両親も料理を作るのが好きで、その影響から料理番組を見るのが好きでした。高校は三重相可(おうか)高校です。平成23年にテレビドラマで「高校生レストラン」として放映された実在する学校です。ここでは、調理クラブ活動の一環として生徒が40人交代しながら実際にレストランまごの店を運営しています。3年生になって進路を決める時に料理人として就職しようと思っていたのですが、顧問の先生に進学してみたらどうだと勧められました。自分で作るのもいいんですが、先生の助手をしていたらこういうふうに人に教えるのも面白いと興味はあったんです。当時は、教員になろうと大きな夢を描いたわけではなく、高校で勉強したことをさらに大学で繋げていこうという感じで岡山の大学に進学しました。卒業後、地元に帰って飲食店で働き始めました。そんな時に、三笠市の方が新しいスタイルの学校を開校するにあたって、何度か相可高校に視察に来ていたようです。会話の中で教員免許を持っている卒業生が地元の飲食店にいるよと僕を紹介された。。まちの立て直しのために新しい学校を創る。料理を通じて教育に力を入れたい。相可高校の顧問の先生のように学校で料理を作り、教える。立ち上げから関わって出来る機会ってそんなにあるものではありません。リスクや不安よりも、またとないチャンスと捉え、北海道の地で挑戦してみたいと思ったのです。

高校生レストラン

 新制三笠高校は、調理師コース20名・製菓コース20名1学年40名のクラスでスタートしました。道内各地から生徒が集まり、ほぼ全員寮生活をしています。私の出身地である三重県は関西に近いこともありちょっとせっかち。その点北海道の方々は、広い大地で育った環境からか、おおらかでのんびりしている感じを受けます。生徒たちは料理という目標をもって最初から入学してきていますので志が高い。そして、素直で純朴。料理に打ち込む姿を見て、教える僕にとっても嬉しい気持ちになります。開校と同時に初めて北海道に来てから丸5年が経過しました。最初は、何もわからず手探りの状態で行っていました。そんな中で少しずつ、市民の方々からも暖かい応援や協力もいただき、つながりがどんどん広がっていったように思います。今は部活道で「まごころキッチン」という食堂を運営したり、「シェリー」というお店でお菓子の販売を月に1~2回程度行っています。そこに多くの市民の方や近隣の住民の方にお越しいただき生徒たちに励ましの言葉や、お客様目線でもう少しこうした方がいいのでは、といったアドバイスをいただいています。学校の中で料理を作っているだけでは現場のイメージがつかめません。疑似体験的に学校の外に出て、お客様から代金をいただいて直接やり取りする。本当にこのやり方や伝え方が良いのかっていうことは検証しきれていませんが、いい方向に行くのではと期待しています。販売以外にも地域の人を招いて料理教室を開催したり、企業の方と組んで商品開発をしたりと学びを試す場、評価してもらう場として始めました。市内でやることによりまちの人たちに恩返しをする。地元の美味しいものを提供することで地域貢献につながる。このような活動が徐々に広がりを見せることで、まちに愛され多くの人たちから応援されるような学校になっていきたいと考えています。今年の7月22日には、念願の三笠高校生のレストラン「MikasaCookingEssor」がオープンします。これまでは、食堂の定休日にお借りして営業していました。今度は自分たちが出そうと思っている料理の提供や、客席も接客しやすい形にこだわり、厨房も調理器具の配置含めてレイアウトを考え、一段も二弾も深い学びの場となるようにしたい。そのためにはもっともっとクオリティを上げて、来ていただく皆さんに満足してもらえるように努力していく必要があります。

理想の人間を育てる

 三笠高校は、いろんな大会に参加しています。部員数も51名と多いため、北海道や全国大会など年間10程度出ています。場を生徒に提供すると、それに向かって自分たちが何をしなくてはならないか考える時間が増えていきます。優勝や表彰されると、参加した生徒もやりきった達成感と、これだけ評価されて頑張ったかいがあったと自信につながります。逆に大会に参加できなかった生徒も部活で一緒に手伝いや練習をしていると、次は自分たちも出たい、自分たちも頑張れば出来るんじゃないかと良い刺激を与えてくれます。メディアにも出せていただいたり、報道関係で紹介されたりといろんな人の目に留まるような環境になってきていて全体のモチベーションは上がってきています。
 料理は自分自身を映す鏡です。そういう意味では、料理を通じて感謝の心をいつも持ったり、気遣いをもって人に接する心が大切です。それを上手く生徒に伝えるために自分自身言葉と姿勢を一層磨いていきたいと思っています。



 
 
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