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子どもの主体性を尊重し、一人ひとりの個性を伸ばす 新さっぽろ幼稚園 主任 保育教諭 沖口 知世

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子どもの主体性を尊重し、一人ひとりの個性を伸ばす 新さっぽろ幼稚園 主任 保育教諭 沖口 知世

2018/09/19

 世界児童画展。1970年から始まったこの絵画展は、国内から約5万点、世界40か国から約5万点の10万点にも上る作品が応募される。今年48回目を迎えたこの児童画展において札幌市にある新さっぽろ幼稚園の金丸さくらちゃんが見事特別賞「日本美術教育連合賞」に輝き、同時に6名の児童が入賞した同園が「都道府県団体賞」のダブル受賞となった。指導に当たった沖口知世先生に子どもに対する熱き想いを聞いた。
 新さっぽろ幼稚園は、学校法人大藤学園で運営されています。同学園は、今から60年前の1958年に白石区で最初の幼稚園として産声を上げ、現在では白石で3園、厚別で2園、清田・北区で各1園の合計7園の規模になりました。在籍の園児数は2千人を超え、これまでの卒園数は3万人に達するほどに。私が在籍する新さっぽろ幼稚園は昭和最後である1988年に開園しました。3年前の2015年に新制度である幼保連携型認定こども園に移行しました。こども園とは簡単に言うと、小学校に行く前の子どもに幼児教育及び保育を提供する機能と、地域のおける子育て支援を行う機能を一体的に行う幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。基準を満たしていれば、知事からこども園としての認定を受けることができます。この園では0才から6才まで在籍しています。基本的な時間は8時30分から13時45分まで。ご両親の仕事の関係上子どもを早く預けたいというニーズに応えて7時30分から1時間預かり保育として受け入れ出来ます。終了後も18時まで朝同様に預かり保育として行っていて、最大19時までお預かりすることが出来ることが同園の大きな特徴です。私たちの資格も幼稚園なら幼稚園教諭、保育園なら保育士だったのが認定こども園では保育教諭という新たな資格が必要になりました。

自ら挑戦する子どもに

 新さっぽろ幼稚園は、今年で言うと年少4、年中3、年長4の計11クラスに園児がいます。1クラス32人位いて350名程度通い、比較的大きな幼稚園だと思います。各クラスには、担任1名と補助教諭1名が付いています。この園の基本理念は4つあります。「自分のことは自分でできる子どもに育てる」「健康で明るく、たくましい子どもに育てる」「創造性豊かで、やる気のある子どもに育てる」「情操豊かで、心やさしい子どもに育てる」中でも重視しているのが、子どもたちが自主的にやりたいことを見つけて、良い所を伸ばしてあげること。昔は、はみ出る子どもを作らない、こちら側の指示に従わせるといった教育が普通でした。今は個性を伸ばす、子どもたちの主体性に合わせていろいろな意見を出させてまとめ上げていく方向に変わってきています。例でいうとお遊戯会の演目も子どもたち自らが選んでいます。絵本を読み、自分たちがやりたいものを探し、どんどんアイディアを出してきます。お友達の演技に対してももっとこうやってみたらいいとか、衣装はこの方がいいなど本当に主体的に作っている感じになります。
 今回の絵も同じことが言えます。コンクールのために絵を描くのではなく、普段から自由に絵を描いた結果が受賞となったと思われます。この園では「みんなで画伯」といって絵描きになりきって描く時間を設けています。年少では、まずはグルグル書きをしてみようとか、ガタガタと塗りつぶしたりなど、絵というよりクレヨンと色の名前が一致するように心がけています。それが出来るようになるとペープサートといって紙の表裏に物語の登場人物を描いて、物語の進行に合わせて棒を繰る人形劇をやったり遊びながら覚えてもらいます。昨年度私が担当した年中では、行事や楽しかった思い出を振り返って描くなど年齢によって少しずつ道具や技法、テーマが増えていく過程に進んでいきます。でも何よりも絵がうまい下手ではなく、絵を描くことが楽しめることが一番大切です。スポーツも勉強も同じですが苦手意識が芽生えると、自信がなくなって嫌いになってしまう。だから私たちも指導する時には、一人ひとりの子どもたちの良さを探してほめる所を探します。逆にこうしろ、あーしろと押し付けたり否定すると個性もなくなり、嫌いになってしまいます。大人も同じですが、小さな成功の積み重ねが自信につながっていくのです。だから、コンクールで受賞したと言ってもピンと来ていないのが正直な感想です。

子どもたちから学ぶ

 子どもたちと接していると教えるというより、教わることの方が多い。大人になると顔色をうかがったり周りがどう思うか気にしながら発言しがちです。子どもは、本当にそのまま言葉にするのでいつも新しい発見に出合います。まだ働いて間もない頃に、何回言っても廊下を走るし、うるさいし、片付けないし、言うことを聞かないので怒っちゃったことがありました。その時に子どもから「先生は笑った顔の方が可愛い」と言われ、はっと気づきました。子どもたちは良く見ているんです。そして気持ちを真っ直ぐに言ってくれる。大人が見習うところがたくさんあります。毎年クラスをもって1年間がたち卒園式に子どもたちの成長する姿を見ると感動します。その瞬間「あー、やってて良かった」と泣き笑いに。1回でも味わったら病みつきになります。子どもたちにもらったワクワクする気持ちを、私たちも子どもに返していこうと日々取組んでいます。


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