サービスエリア・担当センターのご紹介

読売新聞クラブエッセンス トップへ

  1. トップ
  2. YC北見東部
  3. ニュース&トピックス

ヤフーとの協働事業でまちの活性化を 大空町 東藻琴高等学校 生産化学科

読売センター北見東部

         
 北村
 
 ひとみ
   
 

ヤフーとの協働事業でまちの活性化を 大空町 東藻琴高等学校 生産化学科

2015/11/20

 北海道とヤフーは、平成26年9月にデジタル人材の育成などに関する事業を協働で実施。北海道経済の活性化を図ることを目的に包括連携協定を締結。本年9月に網走管内の東藻琴高校が自分たちで作った農産物をインターネット上で販売するためのノウハウを計10回にわたって学んでいる。佳境に入ったさなか、懸命に取り組んでいる2年生の吉岡亜優美さん、木曽春奈さん、1年生の高岡未李さん、井上優士君4名と指導にあたっている三浦聖也先生に話を聞いた。
 もともとヤフーと北海道が包括連携をしていたので、話はとんとん拍子にまとまりました。ヤフーから講師を派遣し、実際に人材育成をするのは日本全国でも初めてのケースと聞いています。ヤフーショッピングは、法人しか取引出来ないため私たちの地元である大空町の「めまんべつ産業開発公社」に協力してもらう形で今回の話が実現しました。対象となる生徒は1・2年生42名。2年生3グループ、1年生4グループに分かれ2年生はトマトジュースやミートソース、そして学校で作っているベーコンやソーセージなどの販売を担当。1年生は地元の特産品であるシジミやチーズ、乳製品などを公社が経営している道の駅や地元の乳酪館に協力してもらい、販売することが決まりました。

ネット販売に挑戦

 9月9日に第1回目の講義が始まりました。ヤフーの本社がある東京から社員の方が来てくれて、今後どのように進めていくのか説明を受け授業がスタートしました。日本を代表するIT関係の会社ということもあり、教える人は私服でパワーポイントや動画を使って説明する姿に新鮮な感じがしました。普段学校の授業では、先生が間違っている点を教えてくれるというスタイルですが、ヤフーの人は自分たちで考えさせることが前提にあるように思えます。実際にインターネットで販売するには、多くの人に見てもらわなくてはなりません。中でも検索でヒットさせるために、キーワードが大切であり、商品名、キャッチコピーなんかも自分たちで工夫を凝らして考えます。今の時代は、パソコンだけではなくスマホにも対応する必要があります。一番難しいのは、写真です。当たり前ですが、インターネットは世界中誰でも見ることが可能となります。今回自分たちが扱う商品の画像が美味しくなさそうだったり、見栄えが悪かったりすると作ってくれた人や生産者に迷惑をかけることになる。協力してくれている様々な人たちに恩返しをする意味でも、自分たちでアイデアを一杯出して最高の写真を撮ることが求められていると実感しています。

 東藻琴高校は、生産化学科の単一コースで地域の期待に応える産業人を育成することを教育目標に掲げています。今年も4月から計10回対面販売も行ってきました。お客様と直接触れ合いながらの販売は、顔が見えてわかりやすい。こちらも笑顔で一生懸命やるとお客様にも伝わります。しかし、ネット販売だと当たり前ですが顔が見えない。欲しい商品は同じでも、購入動機はそれぞれ人によって変わってきます。いろんな人たちにどのようにアプローチすると効果的なのか、ヤフーの社員の方から実践的なマーケティングを教わり、一足早い社会体験をしているような緊張感とワクワク感があります。

 今は、12月に行うインターネットサイトのオープンに向けて順調に進んでいます。実際には10日間位の短い期間での販売となります。ヤフーとも話していますが、あくまでも学校教育の中で製造しているため生産数も限られるし、常時商品を作っているわけではありません。そのためにサイトは一旦閉めます。私たちに求められているのは、営利ではなく、この地域をいろんな人に知ってもらいたいことと、自分たちが作った商品をどのように販売すると活路が拓けるのか、創造する力をつけることだと思っています。また、リピーターになってもらうために、買ってくれたお客様に直筆のお礼状を出そうと考えています。今回公社の協力で発送まで行います。生産から販売・流通まで一貫した流れを知ることは大きな学びになります。

モデル地域の創出

 プログラムは12月15日の発表会で終了しますが、これまでの反省と課題をもとに来年度以降どのように進めていくべきか考えていく必要があります。昨年出版されてベストセラーになった「地方消滅」は北海道の78%が消滅可能性都市と指摘をされていました。しかし、私たちはその一方で以外に自分たちの地域の良さを知っていないのではないかと思わされます。東藻琴の特産品である長いもは、道内で4番目の収穫量があります。きめが細かくサクサクした歯ざわりが特徴で、長いも特有の粘りも強く、変色しにくいことから、札幌、釧路の市場はもちろん、関西方面にも多数出荷され、「東藻琴ブランド」として人気を得ているのです。函館税関管内の輸出総額は全国の0.9%に過ぎませんが、こと野菜に限りますと、全国トップの24.6%のシェアがあり、その中の実に約8割もの輸出額を「長いも」が占めているのです。他にも野菜やチーズ、加工品といった商品も多数ありヤフーの方も生き残りが可能な地域だと言っていました。今回の協働事業を一つのきっかけとして自分たちの足元を見つめ直し、他の地域に先駆けたビジネスモデルを創り出していければ、まちにとっても生徒にとっても大きな財産になるに違いないと確信しています。

このエリアのご入会・ご購読のお申込み・お問合せはコチラ
読売新聞 読売センター北見東部
〒090-0803
北見市朝日町48番地53

JR北見駅から車で約5分(徒歩約21分)
電話:0157-32-7778
FAX:0157-32-7779
Eメール:
kitamitobu@club-es.com

ご利用可能な会員ポイント照会

ポイント交換
カタログのご紹介!

クラブエッセンスの
メルマガに登録しよう!

お得な情報をお届けするクラブエッセンスメールマガジンがスタート!

メルマガ登録する!編集解除

携帯サイトをチェック!

スタッフブログ 

上へ移動する↑