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創設から70年。地域とともに歩み続ける。北見市立中央図書館 係長 大越 清美

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 北村
 
 ひとみ
   
 

創設から70年。地域とともに歩み続ける。北見市立中央図書館 係長 大越 清美

2016/02/15

 近年、図書館の利用方法が変わってきている。現代は、社会の様々な制度の変化や技術革新が急速なため常に新しい知識が求められている。このため、絶えず情報収集と学習が必要となり図書館の存在が注目されている。オホーツクの中核都市である北見市は、市民から新しい図書館をという機運が高まり昨年末、総工費約31億円をかけて北見中央図書館をリニューアルオープンした。地域に愛される図書館を目指して日夜努力を続けている北見中央図書館大越係長に図書館の魅力を聞いた。
 北見の図書館の歴史は他とはちょっと変わった経緯があると思います。お菓子のナシオで有名な同社の創業者、名塩良造氏は明治44年に北見で雑貨店を開業し、大正3年に菓子問屋の名塩商店を設立しました。昭和17年に「志のある子ども達のために図書館建設に利用してほしい」と駅前にあった店舗を市に寄贈。4年後の21年に北見地区にはじめての図書館が誕生したのです。48年が経過し施設が老朽化したことから、市民の後押しもあって平成26年3月新図書館工事を着手し、平成27年12月23日に開館することが出来ました。平成18年に近隣の端野町、留辺蘂町、常呂町を併合して新北見市として再スタートしました。それに伴い、旧北見市に6館あった図書館に加え、新たに3館増えたのです。端野は農業、留辺蘂は福祉やスポーツ、常呂は漁業といった街の主力産業を中心とした資料を数多く収集しているという特徴があります。かつて北見図書館は博物館として北網圏文化センターとして存在していました。70~80万規模の地域郷土資料をきちんとした状態で収集保存し、市民に情報提供する役目も担っております。

利用スタイルの変化

 図書館は、本を借りて自宅で読むといったイメージが強いと思うのですが、利用のスタイルは様々です。新しい図書館になって大きく変わったことは学生の姿を多く見受けられるようになったことです。かねてから要望が強かった閲覧スペースや学習室を新たに作りました。以前は10席程度しかなかったものを学習室も合わせると400席以上にしました。図書館は借りるというより資料などを活用して調べるといったことが多くなってきています。お子様からビジネスマン、お年寄りまで幅広い層にお越しいただけるように、そして本をゆっくり静かな場所で読みたい、調べたい、勉強したいという声に応えました。以前は書架数が少なかったために分類もバラバラにならざるを得ない環境でした。利用する市民も探すのも一苦労。そしてやっと探したと思ったら書架が高くて手が届かないということも。今回は棚の背丈も低くしたとともに従来の4倍のスペースを確保することによって分類も分かりやすくしました。昨今百貨店を新規オープンする時に、天井高を高くし開放的で買い物をしやすいように通路を広々とるというコンセプトがあると聞いていますが、図書館も同様です。車いすの方でもゆったりと通れるスペースや高齢者の方などに配慮したバリヤフリーなど利用する方々に視点を置いた優しい設計になっています。
 図書の貸し出しは年々減少傾向にあります。原因ははっきりとわかりませんが、利用方法が多岐に渡ったり、少子化の影響もあるかもしれません。活字離れが叫ばれてから久しいですが、ツィッターやフェイスブック、ブログをはじめ世界の中でも国民1人当たりの活用率は断トツで高い日本。本も買わなくなったということではなく、いろんな作者の本を読みたいというニーズが増えているのではないかと感じます。
 また、私たちは小さい時から本に親しんでもらうために、読み聞かせ活動にも力を入れています。乳幼児の10か月健診の時にお母様に読み聞かせが重要ですよと訴えています。親が読み聞かせする家庭は、子どもも本に関心を持っている傾向が非常に強い。本は創造力を豊かにするとともに、子どもたちに勇気と希望を与え未来を切り開く力を持つに違いないと確信しています。決して、この本を読むべきといった押し付けはせずに、いろいろな本と触れ合っていただき自分たちにあった本との出会いや親しむきっかけになればと願っています。




地域とともに成長

 図書館で働く職員は、司書と言われています。仕事で一番大切なのは情報収集能力につきます。利用されるお客様は様々なことを聞いてきます。そのため答える司書は引き出しが多くないと対応が出来なくなってしまいます。中には自分の得意ではないジャンルの話も多々あります。大切なのは人とのつながり。中央図書館には30万冊の図書がありますが、全てを読むのは不可能です。専門家や大学などの教育機関はじめ「あの人に聞いてみよう」というネットワークの多さとアンテナの高さが求められます。また、日常としてカウンター業務の他、本をバランスよく選書したり、装填や登録、コピーそして一番多い調べもの。単に本の検索だけにとどまらず、解決に導く本を探して欲しいという要望にも応えなくてはなりません。
 核家族が増えて、家庭でのコミュニケーションも減ってきている今、図書館に来ると世代間を超えた交流が出来るような場を提供できないかと考えています。一冊の本が人と人を結びつける。今年70周年という節目の年に地域とともに歩み成長し続ける図書館でありたい。数ある蔵所の中から「こんな本はどうですか?」。本で人を笑顔にできるよう日々努力してまいります。



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