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その人らしい自然な写真を提供する 北見福田写真館 代表取締役 福田 鎌一郎

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その人らしい自然な写真を提供する 北見福田写真館 代表取締役 福田 鎌一郎

2018/11/15

 日本人の心に寄りそう写真館。かつては、どんな街にも1軒はあり、祖父母から両親、そして子どもたちとの歴史と成長を記録する存在であった。21世紀に入りIT化は目まぐるしいスピードで進化し、今や自身で撮影したショットをインスタグラムなどSNSで開示する時代へと変わってきた。しかし、どんなに時を経てもプロの技術にはかなわない。本年8月に開催された「第55回富士フィルム営業写真コンテスト」において全国約1万点の応募から銀賞に輝いた北見市の老舗写真館福田社長に写真に対する熱き想いを聞いた。
 福田写真館は祖父の代に創業し、僕で3代目となります。大学に進学する時、後を継ぐなんて意識はなく、とにかく東京に行きたかった。たまたまその時に受かったのが、日大芸術学部。当時は20倍を超える倍率でしたが運良く合格し、はからずも写真の基礎を学ぶことになりました。就活を迎えた時、商社で働いてみたかったのですが、この学部なら広告代理店やマスコミの報道が一般的。そんな時、先代の父から「将来家業の写真館に戻って来るなら栃木県佐野市に先進的な所がある。修行のために行った方がいい」と言われ、本格的にこの道に進むことになりました。昔の写真館というと、古くさいスタジオで緊張した面持ちで真直ぐ突っ立ってガチャンと撮るといったイメージが強いと思うんです。でも修行先は、25年前からお客様とコミュニケーションを取りながら自然な雰囲気の中、ベストショットを撮っていたんです。今でこそ増えてきていますが、当時はそんな所はなかった。笑ってくださいって言われても、そんなの無理ですよ。最近の若い子たちは、撮り慣れているから笑った顔をすぐに出来る人が多くなっていますが、やっぱりぎこちない笑顔なんです。会話の中で笑いながらとか、思わず笑ってしまったというのが一番自然で素敵。そのベストショットを逃さない。そんなことをすでにやっていました。もう一つ凄かったのが、プロならではの修整技術。みんなシワを消すだけと思っているけど、写真の修整はととのえること。光と影をなだらかにしたり、窪んだ所を薄くしたり。その一つにシワを整えることもある。昔はアナログフィルム全盛時代で、ネガに写っている顔の部分なんて、子どもの小指の爪ぐらいなもの。家族の集合写真の場合は、大げさに言うと米粒くらいの大きさです。それを大きなルーペや時には顕微鏡で見ながら修整していくんです。針より細い鉛筆を使い、グラデーションを付けていく。目のクマやほうれい線、眉間のシワを違和感がないような状態に仕上げる。あくまでも自然な感じにならないと嘘くさい写真になってしまう。その加減が難しんですが、修行先の先生は上手だった。自分で言うのもなんですが、僕も習得するのが早かった。1年くらい経った時に実家から連絡が入り、急遽北見に戻ることになりました。




お客様の自然を撮る、その成果が富士コン


 元来人見知りな僕は、修行したからと言って、お客様とすぐにコミュニケーションが取れるなんてあり得ない。特に子どもは、どう接していいか分からない状態でした。どうやったら喜んでくれるのか、笑ってくれるのかと試行錯誤を重ねた結果、普通に話して好きなものや関心があることの話をしていると、みんな反応がいいと気づきました。僕が撮っている主たる被写体は人ですが、評価をいただくのは、その撮られた家族です。だから、その人たちが「あー、いい写真だねぇ。この子たちらしくて」と言われた時は「よしっ」と思います。逆にいつもと違うなぁと言われるとダメな合図。結局、いつものようなその人らしさが表れている、自然な感じが良い写真なんじゃないかと思っています。

 今回のコンテストは、僕らは通称富士コンと言っている歴史も権威もある、一番大きな大会です。創業の祖父から代々応募していたので僕も戻ってから毎年出しています。北見に戻ってきてすぐの1996年に初めて入賞し、なんてことないと思っていたらパタッと入賞しなくなった。やっぱり人は勘違いするとダメなんですね。また一から勉強しなおして、地道に経験を重ねていった結果、ここ8年続けて入賞するようになりました。いわゆる3賞と言われている金・銀・銅は、それぞれ1人・5人・10人の16人しか選ばれません。2013年に続いて昨年も銅賞を取ることができましたが、正直表彰はもう最後かもしれないと思っていました。表彰式は東京の帝国ホテルで行われますが、全国各地からの入賞者と「来年またここで会おう」が合言葉になっています。まさか2年続けて表彰されるなんて、というのが本音です。僕は来ていただいたお客様の写真を撮るのが仕事ですので、コンテストのために撮っているわけではありません。今回表彰されたショットも、待っている間に人見知りする子どもが両親にギュッと抱きしめられた時に安心して笑顔になっていた。普段からの雰囲気がそのまま伝わるショットが一番その家族らしいと思った1枚でした。だから「大好きなパパとママと」というタイトルも後から付けたにすぎません。
 これからも、まだまだ自分自身の幅を広げて、深いところまで突き詰めていき、1枚でも多く良い写真を撮れるよう勉強を重ねていきたい。その結果が全国で一人だけ貰える金賞になったなら、これ以上に勝る喜びはありません。僕の挑戦はまだまだ続いていきます。


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