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常呂川水系を大切にするプロジェクト 北見北斗高等学校 GAPリーダー 高橋 音羽

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常呂川水系を大切にするプロジェクト 北見北斗高等学校 GAPリーダー 高橋 音羽

2019/07/02

 21世紀のキーワードの一つである環境問題。最近では、プラスチックごみによる海洋汚染が問題視される中、外資の大手珈琲チェーンなどでプラスチック製ストローの提供をやめる動きが広がっている。自分たちが住んでいる河川の保全や調査活動を継続して取り組んでいる活動が認められた北見北斗高校。2つの助成事業から選定された同校サイエンスクラブ3年高橋音羽さん、顧問の名苗先生に環境に対する熱い想いを聞いた。
 2004年から地元である常呂川の水質調査を始めました。常呂川は、置戸町から北見市を通りオホーツク海へ注ぐ一級河川で、オホーツク海側では120キロにも及ぶ最大の川です。川には数多くの魚がいてサケも遡上し、周辺には昆虫や野鳥などが生息する自然豊かな生態系が守られている貴重な水源です。しかし、年間降水量は700800ミリと日本でもっとも雨の少ない地域の影響もあってか、水量も少なく水質が変化しやすいデリケートな川だとも言えます。
 2016年8月に発生した台風では、大雨による川の氾濫で周辺の玉ねぎ畑が水没するなど地域経済に大きな被害を及ぼしました。このような面があっても常呂川の恵みが人々の生活を支え、私たちには欠くことが出来ない貴重な存在であり、この川を大切にしたいという思いが、サイエンスクラブの活動原点であるのです。

  
 2015年当時の部員である一人の生徒が、もっと地域の環境を保全したい。地球に暮らす人たちと共生したい。そんな気持ちから環境に特化した「Glocal Action Progject(GAPギャップ)」グループを結成しました。具体的な活動として、環境には水が大事だ。もっと水にかかわる活動をしたい。そのためには、身近なところから変えていく必要があり、周りの人たちにも意識を向けてもらうことが大切だという理念から立ち上げました。それが今も続いている水ミーティングの始まりになりました。

 
GAP発、水プロジェクト

 「水ミーティング」は、今年で3年目を迎えます。年に四回水質調査をやっている中で、もっと市民の方に常呂川を知ってもらいたい。綺麗に使ってほしい。10万人の人口を支える水を未来永劫続くように大事に使わなきゃ、というのがスタートでした。常呂川の環境保全や調査や教育活動に関わっている人は意外に多くいるということに気づきました。個人や行政、企業、学校などそれぞれの情報を集約し、パンフレットにまとめて発行しています。

今年のテーマは「ごみ」。川の汚れの主な原因の一つは、マイクロプラスチックのポイ捨て。4月北見市内の香りゃんせ公園で河川ゴミ調査をしました。川で調査をしているときに目にするゴミを気にした生徒の提案で昨年から始めました。10m×20mの区画4か所に落ちているゴミの種類と数を記録する、という方法で行いました。トータルで150Lのごみと自転車1台、ビニールシート1枚を回収しました。一週間後、同公園の河川敷に行ったところ、発泡容器が川に浮いていました。河原で誰かがBBQなどをして、そのまま置いて行ったのでしょう。この容器が砕けて川を流れると大変なので回収しました。この他にも、アルコール飲料の缶やレジ袋、使用後の花火、ハンバーガーショップの袋などを拾いました。この日に拾ったゴミのほとんどは誰かが意図的に捨てたと思われる物ばかり。ゴミの散乱は景観を損ねることだけが問題なのではありません。これらのゴミが川に入り海へ流れ込むと漁業従事者に迷惑をかけ、海を漂うゴミの破片が海の生物たちに悪い影響を与えます。河川ゴミの問題は、市民の生き方や考え方の問題であり、地球規模の環境問題。川や公園で遊ぶのはよいのですが、ゴミはきちんと持ち帰って捨ててほしい。第一部は、ごみ問題について漁業関係者の話や川から入ってくるごみで迷惑している人から話をしてもらおうと考えています。第二部では、子どもたちを呼んでワークショップ。昨年北見市在住の絵本作家さんが海の環境保全を訴える絵本を出版されました。その方に刺激を受け、子どもたちと一緒に物語を作り、川や海を描いた絵本を完成させる。魚やごみのシールやスタンプを用意してオリジナル作品を創り上げるというのを企画しています。714日北見中央図書館の多目的ホールで開催するので多くの市民の方に来てもらえたら嬉しいです。

 

811日には「おいしい保全、ザリガニウォッチング」を行います。北見市では小学生を対象に環境教育を行っています。市の職員、日赤看護大とともに一緒にやりませんかと声をかけられ、外来種のウチダザリガニを捕獲し、ついでに料理もしようと企画しています。本来いないはずの生物が、人によって川や湖などに持ち込まれている話がいろんな所で聞きます。そのことによって、在来の自然環境や野生生物に深刻な悪影響を及ぼしています。子どもたちにこういうのを放しちゃダメなんだよって覚えてもらい、夏休みの思い出になってもらえたらいいなぁと思っています。

 

共生する心

  環境問題は、個人の意識を高めることが重要だと思います。人は一人で生きていけない。自然も含めて共生するために何が出来るかという気持ちが大切。そのためにはいろんなことに関心を持ち、多方面との関連性を考えることが求められる。これから社会に出て、壁にぶち当たった時、多種多様な考え方、やり方、そして多くの人たちとの繋がりから、どんな困難も乗り越えられる人になるために、GAPでの活動を通じて学んでいこうと思っています。


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