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北海道独立リーグは、地域活性化の起爆剤 北海道ベースボールアカデミー 代表 出合 祐太

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北海道独立リーグは、地域活性化の起爆剤 北海道ベースボールアカデミー 代表 出合 祐太

2019/09/14

北海道にも独立リーグ。2005年四国アイランドリーグ、07年にBCリーグが設立され14チームが各地域で活動され、これまでに60名近い選手がプロ野球の世界に飛び込んでいる。野球人として技術向上はもとより、人材育成や地域貢献、アマとの交流、そして何よりも地域の皆様から愛され、勇気を与えられるような球団・リーグとして永続することが求められている。来年から北海道においても2チームが正式に始動。北海道ベースボールアカデミー出合祐太代表に野球にかける熱い情熱を聞いた。

2010JAICAの野球指導スタッフとして西アフリカ・ブルキナファソから帰国し、NGOブルキナファソ野球を応援する会を設立。最初は手探り状態でした。2年後再度現地を訪れると誰も指導者がいないのに一人の少年が飛躍的に向上していた。それがラシィナ選手でした。グランドもまともな道具もない。あるのは、ただ日本で野球をやりたいというモチベーションだけ。日本に行く一人分の渡航費を捻出して、当時15才だったラシィナを連れて日本に戻りました。13年高知ファイティングドックスの練習生として入団が認められた時に「こういう活動がやりたかった」と気づいたのです。残念ながら正式な入団テストは落ちてしまいましたが、国民性の違いをまざまざと感じました。本人は、せっかく日本まで来てさぞガッカリしているだろうと思っていたら「次にこうすればうまく行く」と言うんです。えてして日本人は「やっぱりダメか」と落ち込む人が多いと思うのですが、彼らは常に自分に期待しているので前向きです。158月契約選手への昇格を審査するテストに合格、ブルキナファソで初めてプロリーグに所属する野球選手となりました。彼だけが特別なのかというと、そんなことない。人は、モチベーションの高さや、貪欲さ、ポジティブ思考など成長していくためのプロセスがある。規模を広げて国籍問わずやったら面白いなぁと思い、17年に北海道ベースボールアカデミーを発足しました。

 

ブルキナから北海道

 

だけど、自分には実績もお金もない。あるのは、街のグランド・家・仕事・協力してくれる仲間のみ。幸い富良野は、農家さんもいっぱいいるし、観光客も全国から来てくれる。

一日4時間くらい働いて、午後から野球。この地域に20才前後の働く担い手がいるって珍しいじゃないですか。しかも農家に元気のいいお兄ちゃんが4人も5人もいるなんてあり得ない。言ったらすぐに覚えるし、身体は動くし、重い物も持ち上げる。うちにも回してくれっていろんな所から言われます。彼らは野球をやるために来ているので、衣食住、そして野球にお金がかからなければ生活に問題がない。彼らは、野球だけに限らず人として成長していけば、周りからの評価もよくなり、街にとっても来る人にとっても相乗効果が得られる。野球をやりたいという選手のニーズと、若い人たちに働いてほしいというニーズを合致する仕組みを作りました。今年で3年目を迎えますが、気を付けているのは、大きなスポンサーに寄りかからないこと。企業がこけると活動停止がよくあるから。ぶれずにやり通したことが、この活動を続けていく原動力になっています。

来年から、北海道独自のリーグ戦が始まります。行政からも協力したいという話をいただき1年前から準備して、今年4月に記者会見を開きました。現存する独立リーグと違い、野球を通じた人間教育とまち起こし、北海道全体の発展が目的です。最初は富良野と美唄の2チームでスタート。まちによって地域事情は異なります。美唄は、過疎化が進み10年後人口が30%も減小、高齢化率が一気に上がり深刻な状況になると言います。中学校も廃校になり有効活用出来ると考えています。グランド、室内練習用として体育館もある。教員住宅は、住環境としてそのまま使えるし、学校なので研修する場はいくらでもある。まち起しの観点から、行政の支援も受けやすい。どこのまちでも起こり得る現象だとも言えます。

 

野球を通じて人づくり

 

3年間選手たちを間近で見て、気づいたことがあります。大半がプロを目指して来ている子たちですが、言葉と行動が一致しない選手が多い。本人は正しいと思ってやっているつもりだけど客観的に見ていると全く違う。人を変えるのは非常に難しい。そのために、野球以外の人間教育も出来る人材が求められています。各人の自主性や考える力、支えあう心を重視しているため当面監督を置かない方針です。勝ち負けよりも育成。1チーム30名程度の陣容で年間70試合を消化する予定ですが、全員が試合に出て、学び成長するリーグにしたい。8月にトライアウトを行いましたが、SNSで募集して20人位参加してくれました。遠くは福岡や高知から、ほとんどが道外から実費で来道。野球に対してまだ燃え尽きていないため、凄く積極的で、しっかりしている。我々は、受け入れる体制と環境、そして実績を残すことを求められています。

 本業はパン屋ですが、自分としては野球事業に力を入れていきたい。もともと10年単位で考えるタイプなので、目先だけに拘らず未来に向けてしっかり仕組みを作りたい。野球の国際化や支える審判や、栄養士、トレーナー等の人材育成だったり。野球だけにとどまらず、原稿やネットで映像配信等を自前でやったり。違うスポーツや文化・芸術の参入もあり得る。今まで誰もやったことがないことをやってみたい。プロではないけど、あらゆる分野でリアルな体験ができる。セカンドキャリアも見据えた学びと挑戦の場を作ることが自分の使命だと考えています。


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